ブレーキローター4つ穴加工

disk

ブレーキディスク(旧)

disk, zoom up

クラック

まずは写真を見て下さい。放射状に細かな亀裂がたくさん入っているのがお分かりいただけると思います。万が一亀裂がつながって走行中に脱落するような事があると深刻な事態になりますので、交換する事にしました。
現在使用しているのは旧APロッキード製の純正交換タイプですが、メーカーの名誉のために言っておくと、製品に問題があったわけではなく、サーキット走行などで酷使した事などが原因で亀裂が生じたものと推測しています。
逆に言うと、ブレーキパッドとの組み合わせにもよると思いますが、ストリートでもダウンヒルなど酷使する状況ではこういった問題が発生する可能性があります。

service hole

ブレーキディスク(新)

エボ3(CE9A)はブレーキローターをエボ4(CN9A)の16インチに交換してありますが、このサイズだと5穴しか存在しません。ハブは4つ穴のまま(EC5W純正)としてあるため、ブレーキローター交換の際は5つ穴のローターを4つ穴加工して使用する必要があります。
新しく用意したのはDIXCEL製のCN9A用です。ベンチレーションのエアの取り込みが裏表逆になっていますが、どちらが良いのか良くわかりません。熱処理がされたものもありますが、今まで純正交換タイプで亀裂が発生した事はなかったので、安いのにしておきましたww
加工は特に難しい所はありません。PCDは一緒なので、1つは既存の穴を利用し、残り3個を開ければOKです。古いローターをあてがって、穴の位置を写しとるのが良いでしょう。 既に2回ほど加工はしており、実績のあるものです。
コツとしては、コンマ数mmの誤差は発生してしまうので、12mmで開けておいて、誤差を鑢で修正しつつ12.5mmに仕上げます。